最近良く耳にするAGA。
ネットやテレビCMでも目にする機会が増えたましたよね?
当ページはAGAについてまだよく知らない初心者の人向けに、わかりやすくAGAについてまとめています。
- AGAって結局なんなの?
- AGAになる原因は?
- 自分がAGAなのか知りたい
という人はぜひチェックです。
ちなみにAGAは女性にも関係あるので、女の人でも薄毛に悩んでいるなら一読の価値はあります。
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AGAって何?
AGAとはAndroGenetic Alopecia(アンドロジェネティック・アロペシア)を頭文字をとって省略した呼び名。
アンドロゲン男性ホルモンのことなので、日本語訳では男性型脱毛症と呼ばれます。
難しいイメージがあるかもしれませんが、要は男性ホルモンが関係する薄毛の症状と考えてもらえばいいです。
薄毛になる原因の一つですね。
こちらの図を見てもらえばわかりやすいですが、AGAは
- 生え際
- 頭頂部(つむじ)
の一方か両方同時にハゲ進んでいくケースが多いのが特徴。
- M字ハゲ
- つむじハゲ(O字ハゲ)
- 前頭部ハゲ(U字ハゲ、A字ハゲ)
こういったハゲ方はAGAの典型的パターンとも言われます。
3人に1人がAGA?
AGAが発症している日本人男性は約1300万人もいると言われています。
日本人男性の3,4人に1人はAGAが発症している計算になるので、どれだけ身近な悩みかうかがえる数字。
年齢を重ねるほど発症しやすくなるので「自分は大丈夫」と思っても、何年後かにAGAで髪が薄くなる可能性は十分あります。
ちなみに、”男性型脱毛症”という呼び名から日本では男性特有の薄毛の悩みというイメージが強いAGAですが、女性にも発症します。
女性でも男性ホルモンはあるので、男性ホルモンが原因で発症する薄毛なら女性の場合でもAGA。
ちなみに女性の場合はFAGA(女性男性型脱毛症)などと呼ばれたりします。
ただ、やはり男性の方が発症率はダンゼン高いです。
AGAの原因は?
さて本題のAGAの原因について。
- 男性ホルモン
- 遺伝
- 毛包への重圧
- (生活習慣・食習慣)
生活習慣や食習慣はかっこに入れましたが、他の原因のほうがはるかに影響が大きいからです。
では、AGAの各原因について簡単に説明していきますね。
▼自分がAGAかすぐに知りたい人へ
男性ホルモンがAGAを引き起こすメカニズム
男性ホルモンがAGAをどのように引き起こすのか。
図にしてみるとこんな感じ。
すごくシンプルに表現してみると
- テストステロンが5αリダクターゼと結合→ジヒドロテストステロン(DHT)に変換
- DHTの指令 → 髪の毛が成長がストップ
- 正常なヘアサイクルが乱れる
- 薄毛に
というもの。
AGAの原因1:DHTと5αリダクターゼ
テストステロンは男性ホルモンの一種です。筋肉や骨格などに影響するホルモンで血流に乗って頭皮をめぐっている中で、5αリダクターゼ(還元酵素)と結びつくとジヒドロテストステロン(DHT)に変化します。
DHTがAGAの原因そのものといってもいいくらい薄毛に影響します。
まず、毛根にある毛乳頭細胞には男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター:AR)があります。DHTがこのレセプターと結びつくと毛母細胞が活動を停止させる指令が出てしまうのです。
さきほどの図でいうとろころの、脱毛因子(TGF-β)が発生し、脱毛の指令(FGF-5)が出て髪の毛が抜けていくイメージ。
毛母細胞が分裂することで髪の毛が成長するので、活動をやめると髪の毛は太く丈夫な状態に成長しません。
この指令はアポトーシス(細胞が自然に死んでいくこと)とも呼ばれます。DHTはアポトーシスを引き起こすため、AGAの直接的な原因と考えられます。
結果として、正常なヘアサイクルが乱れてしまい本格的に薄毛が進んでいきます。
ヘアサイクルについてよく知らない場合はこちらを参考に。
※関連:ヘアサイクルとは
簡単にまとめると髪の毛が生えてから成長する期間(成長期)は通常2〜6年。
しかし、AGAの影響で最短で2ヶ月弱にまで短くなるケースも確認されています。
6年かけて育つはずの髪の毛が2ヶ月弱で衰えるようになったら、禿げるのは当たり前ですよね?
AGAは髪の成長期間を削ってしまう。つまり未熟な髪の毛ばかりになり、抜け毛の頻度が上がる現象なのです。
DHTの誕生にかかわっているという意味では、5αリダクターゼも原因といえます。5αリダクターゼには1型、2型がありAGAに関連するのは2型とされています。
時間がある方はこちらもの記事も参考に。
関連::5αリダクターゼとは?
AGAの原因2:遺伝
AGAになりやすいかは遺伝の影響が大きいです。
上ですこし触れた
- 男性ホルモン受容体(アンドロゲンレセプター)
- 5αリダクターゼ
AGAの発症に関わる上記2つに加え、
- テストステロンの多さ
- 性ホルモン結合グロブリン
- インスリン様成長因子
も遺伝的な影響で決まります。
遺伝で決まる男性ホルモン受容体の感受性がAGAの原因?
よく言われている母方の遺伝子の影響。
母方の祖父母が薄毛だと自分が薄毛になる可能性が高いという説ですが、事実と考えられています。
薄毛の遺伝子とは、先ほど説明した男性ホルモンの受容体(アンドロゲンレセプター)の遺伝子のこと。
テストステロンがレセプターと結合しててDHTに変換しやすいかどうかは、レセプターの感受性に左右されます。
レセプターの感受性には個人差があり、遺伝によって決まると考えられるのです。
そして、母方の遺伝子が深く関わってきます。
レセプターの遺伝子はX染色体にあります。
染色体の組み合わせは男女で異なり、
- 男性=XY
- 女性=XX
子供は父の「X」「Y」、母の「X」「X」から一つずつ染色体を引き継ぎます。
男性は必ずXYの組み合わせになるので、男性のX遺伝子は必ず女性から引き継いだことになります。つまり、男性のAGAの原因は母方から受け継いだ遺伝の影響というわけです。
5αリダクターゼの活性度もAGAの原因の一つ?
ちなみに、テストステロンをDHTに変換する還元酵素5αリダクターゼも遺伝に左右されます。
生まれつき5αリダクターゼの活性度が高い人と低い人がおり、活性度が高いとDHTを生み出しやすくなり、必然的にAGAが発症しやすくなります。
テストステロンの多さもAGAの原因?
男性ホルモンのテストステロンの多いかどうかも人によって違い、遺伝が関係してきます。
テストステロンが多いと必ずAGAになるかというとそうではありません。
しかし、DHTがテストステロンから変換されて生み出される以上、テストステロン値が高い人のほうがAGAになりやすいのは間違いないでしょう。
その他の遺伝的なAGAの原因
聞き慣れないのが性ホルモン結合グロブリン。
要はテストステロンと結びついて活性を抑え、DHTに変換されないようにする効果があるのが特徴です。
また、インスリン様成長因子が多いとAGAが進行している確率が高くなるとの検証結果も。
インスリン様成長因子は体の成長を促進する効果があるだけに、多いことで薄毛になるのはちょっと意外かも。
AGAの原因3:重力による毛包への圧迫
ここまで小難しい話が続きましたが、AGAでは物凄くシンプルな原因も指摘されています。
単純に自然重力の影響を受けて薄毛が進行するというものです。
髪の毛の毛包の上には、皮下脂肪や皮膚が重なっています。
生きている間は重力の影響を受け続けるので、皮下脂肪や皮膚の重さが毛包を圧迫し、成長を妨げてしまいます。
しかも、重圧に対して対抗するためにさらに男性ホルモンがより分泌され、同時に5αリダクターゼも活性化するためDHTが増えてしまいます。
また、テストステロンが増えると皮下脂肪が減ってしまうという現象もあります。
毛包の成長阻害は加速。男性の場合、思春期以降はテストステロンが増えだすので、成人後にAGAが進行しやすいのは偶然ではありません。
ちなみに女性ホルモンのエストロゲンは皮下脂肪を減りにくくする作用があるので、女性の方が薄毛になりにくい原因になっています。
AGAの原因4:生活習慣・食習慣
AGAだけでなく薄毛全般の原因としてあげられるのが生活習慣や食習慣。
「体の問題なんだからそりゃそうだろう…」と思わなくもないですが、地味ながら一番大きな問題でもあります。
人間は習慣の奴隷という言葉もあるように、長い年月を積み重ねている習慣はなかなか変えられません。
体に悪い生活習慣を続けていたり、栄養の偏った食生活だと、積もり積もってAGAにつながります。
特に、ストレスは生活習慣から来ている場合もあります。
改善したからすぐにAGAが治るわけはありません。
しかし、改善しておかないと克服も難しい。
軽く見ずに健全な生活を目指すべきでしょうね。
※関連:生活習慣や食習慣?どう改善する?
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まとめ(自分がAGAかどうか知りたい人へ)
AGAの原因はわかったけど、自分がAGAなのか知りたいですよね?
以下のような特徴に当てはまる場合はAGAかもしれないので要注意です。
- 家族に薄毛の人がいる(母方の祖父母が薄毛の場合は要注意)
- 髪の毛が柔らかくなったと思う
- 産毛が増えた
- 生え際がスカスカしてきた
- 髪の毛の伸びが遅くなっている気がする
- 頭皮が脂っぽくベタベタしている
- 地肌が見える部分が出てきた(生え際・頭頂部・こめかみ周辺)
- シャンプー、ブラッシング時の抜け毛が増えた
- 枕に抜け毛が目立つ
特に気をつけたいのは、髪質が昔から変化したと感じるケースです。
AGAが進行すると髪の毛が順調に成長しません。
全体的に
- 柔らかくなったり(軟毛化)
- 先っちょがカットされていないのに短い抜け毛が増えたり
※カットされた髪の毛は短くて普通です。
前髪を上げたときにスカスカしているならほぼAGAは進んでいると考えて間違いないでしょう。
抜け毛が増えてくるのもわかりやすいシグナルなので、早めに対策したいところです。
AGAの対策についても紹介しますが、長くなりすぎるのでこちらの記事でまとめています。
最後になりますが、当ページでまとめたAGAの原因は、あくまで現時点で正しいとされているものです。
AGAの原因に関してはまだわかっていないことも多く、今後の研究で新たな原因も浮かび上がってくる可能性は高いので、常に情報をアップデートしていきたいと思います。
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