最近はシャンプーの効果を見直す動きが出てきています。
その中でも今回は珍しいシャンプー方法を紹介します。
もちろん、髪の毛に良い効果を与えてくれるシャンプー方法ですよ。
それは塩シャンプー。
何でも塩を使ってシャンプーすることで頭の臭いや、抜け毛を改善する効果がが期待できるのだとか。実際に、薄毛を気にする人たちを中心に塩シャンプーを取り入れている人たちが増えているという話もあります。
今回は塩シャンプーとその効果についてまとめてみます。
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塩シャンプーの基本
塩シャンプーは、その名の通り、シャンプーの代わりに塩水で洗髪しようというもの。
NHKの人気情報番組「あさイチ」でも紹介されて一躍全国的に知られるようになりました。
なぜ塩シャンプーが注目されているのかというと、市販品を中心に販売されているシャンプーは洗浄力が強すぎるという問題があるからです。
洗浄力が強すぎると地肌にある必要な皮脂も除去してしまうため、地肌が乾燥を起こしてフケが発生したり、むしろ皮脂の過剰分泌を招いて毛穴が皮脂づまりを起こし、抜け毛が発生することにもつながります。
そこで育毛シャンプーと呼ばれる洗浄力を抑え、育毛成分を含んだ効果的なシャンプーが人気になっていますが、洗浄力を抑えているとはいえ、やはり人工物なので地肌への負担をゼロにすることはできません。
できるだけ自然な状態で地肌の汚れを落としてやることが一番効果的なのです。
自然な洗髪方法としてお湯だけで髪の毛と頭皮を洗う湯シャンなどがありますが、湯シャンよりもさらに地肌の環境を清潔に保つのに効果を発揮するのが塩シャンプーです。
基本的には、塩を溶かしたお湯で頭皮と髪の毛を洗うのが塩シャンプーです。
しかし、中にはオリジナルな方法で塩シャンプーを実践し、逆に地肌にかゆみが出たり、臭いがきつくなったりして辞める人もいるようです。
塩シャンプーは正しい方法で実践しないと逆効果になってしまうのです。
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塩シャンプーの効果は?
塩シャンプーが注目されているのは地肌の環境が非常に改善されやすいからです。頭皮が健康になっていくので、頭の臭いやかゆみが消え、抜け毛予防にも効果を発揮してくれます。
しかし最も大切なことは塩シャンプーだと頭に存在する常在菌を守りながら頭皮を清潔に保つ効果が期待できるということなのです。
シャンプーだと常在菌を除去してしまう
多くの市販品のシャンプーは洗浄力が強すぎて頭皮に負担を与えるということを説明しましたが、洗浄力の強いシャンプーは常在菌をも洗い流してしまうことも大きな問題なのです。
常在菌は頭に常に存在している菌で、頭皮を保護する効果を発揮していくれます。いわば、頭皮のバリア機能の効果を持つのが常在菌なのです。
常在菌は、悪性の菌や皮膚ダニから頭皮を保護してくれます
しかし、常在菌をシャンプーで除去してしまうことでバリア機能が損なわれて頭皮がさまざまなリスクにさらされてしまいます。
頭皮の菌のバランスが損なわれるので、悪性の菌が繁殖してしまい、悪臭を発生させる原因を作ったり、地肌の新陳代謝を狂わす原因となったり、皮膚ダニの繁殖を許したりすることになりかねません。
塩シャンプーなら常在菌を維持できる
一方で塩シャンプーであれば、常在菌を除去せずに頭皮を洗うことが可能なので、常在菌と悪性の菌のバランスをしっかりと保つことができます。頭皮本来の正常な環境を維持することができるのです。
さらに、塩シャンプーなら頭皮の皮脂分泌も正常化してくれるので、過剰に皮脂が増え、皮脂づまりなどの抜け毛の原因を解消してくれます。
また、塩の持つナトリウムイオンが、お湯で固まってしまうタンパク質の汚れも除去してくれます。
塩シャンプーを実践する
それでは実際に塩シャンプーを実践するやり方を紹介していきます。
1 塩シャンプーを作る
ボールや洗面器を用意し、お湯を注ぎます。小さじ2,3杯の粗塩を入れてしっかりと混ぜて溶かしましょう。
2 最初にお湯だけで髪の毛を洗う
作った塩シャンプーを使う前に、まずはお湯だけで髪の毛を簡単に洗います。
この時にあまりお湯の温度は高くしないほうが良いです。
3 塩シャンプーを頭皮に
塩シャンプーを少量ずつ頭皮になじませていきます。頭皮全体に塩シャンプーをかけたら頭皮マッサージをしながらゆっくりと頭皮になじませていきます。
頭皮マッサージを行なう期間はおよそ5分程度でいいでしょう。
4 頭皮と髪の毛をすすぐ
塩シャンプーをしっかり頭皮なじませたら頭皮をお湯ですすぎます。まんべんなく洗いましょう。塩シャンプーは毎日はしないでください。
塩シャンプーの注意点
塩シャンプーの実践手順を簡単に見てきましたが、塩シャンプーには注意点もあります。塩シャンプーの注意点をある程度見ていきます。
粗塩を使う
塩シャンプーに使う塩は必ず粗塩にしてください。精製された塩は、精製過程で高温処理されている影響でナトリウムイオンの反応が鈍くなり、頭皮のタンパク質汚れなどを取り除きにくくなっています。
また、塩に限りませんが、精製されたものはできるだけ体に触れさせないようにしたほうが無難です。
お湯はぬるめに
お湯の温度が高いほど洗浄力が強くなります。お湯を高温に保つほど頭皮の皮脂汚れなどを除去しすぎてしまう可能性が出てきます。
塩シャンプーを作る時のお湯だけでなく、事前に地肌と髪の毛を洗うときや、塩シャンプーをした後に地肌を洗う時にはお湯の温度は温めにした方がいいでしょう。
具体的には38度前後。かなりぬるいと感じますが、地肌への負担を考えると熱すぎないほうが良いのです。
塩シャンプーの頻度
塩シャンプーが地肌に良いということでできるだけ毎日行おうとする気持ちはわかりますが、多くても週三回程度にとどめておくことをおすすめします。
塩自体が刺激物なので、例えお湯で薄めたとしても頭皮への刺激は小さいわけではありません。
毎日塩シャンプーをこなっていると、地肌への負担が蓄積され、頭皮トラブルが発生する可能性もあります。
塩シャンプーを実践していて何らかの異変を感じた時は、塩シャンプーをやめ、皮膚科に相談してみてください。
効果が発揮されるまでに時間がかかる
塩シャンプーの効果に即効性を求めてはいけません。塩シャンプーを取り入れたからといってすぐに頭皮環境が正常化され、抜け毛が止まる効果が期待できるかというとそういうわけではありません。
習慣として継続することで結果的に効果があったことがわかるというイメージです。
すぐに効果を求める人には向きません。
そもそも抜け毛防止に即効性のある手法はありません。
人にもよりますが、塩シャンプーの効果を感じられるまでには6ヶ月ほどは期間を見ておくことをおすすめします。
敏感肌には向かない
先程も少し触れましたが、塩シャンプーを継続していく中で地肌に異常を感じる場合もあります。特に敏感肌の人は注意したほうが良いかもしれません。
塩の刺激で肌に炎症が起こる場合もあります。
もし、敏感肌の場合は塩シャプーをする頻度さらに下げましょう。
効果が出る前に地肌にトラブルが発生してしまいます。
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まとめ
塩シャンプーの効果と実践方法について説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
塩をお湯に溶かして頭皮につけるというシンプルなものですが、地肌の環境を正常に保つには効果的な方法であることがわかったと思います。
ただし、適当なやり方ではむしろトラブルを引き起こす原因にもなってしまうので注意が必要です。
正しいやり方を自分の洗髪方法として取り入れてみてください。
うまく継続できれば抜け毛防止効果だけでなく、頭の臭いや皮脂の過剰分泌といったさまざまなトラブルを解消してくれる効果があるはずです。
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